ver.8 2004/4/6

この週末、満開を過ぎつつある東京の桜は見納めでした。

私が平均年齢まで生きられると計算すると、あと43回か44回桜を見る
ことになります。

(1/44の桜だと思うと、その存在をかなく感じると共に、愛おしいと感じ
ます。また、自分の生き方もこの花の美しさに負けず、凛とした存在で
ありたいと思う今日この頃です。)

ちょうど、高校を卒業し下宿先から大学の入学式に歩いていく、その道
すがらに通りの桜の美しさに5分以上見とれていたのが、桜好きになった
キッカケでした。

帰り道に、15cmくらい枝を失敬して下宿のコップに生けたのが、私の
新生活が始まりでした。

1年前のver.2(3/7)では、偶然歩いた皇居(お堀)周辺の桜のつぼみ
について書かせていただきました。

残念ながら、今年も昨年同様に十分花見を堪能することも出来ません
でしたが、来年は是非是非、30分でも桜の木の下で、花を見上げ
ながら大の字になりながら「生きていることの意味」を感じたいと思います。

桜の品種の多さ及び、品種が多い結果長い期間楽しめる穴場スポット
です。遠くて、わかり難い場所ですが、かなり昔の結婚前に1日かけて、
散策しました。
これからでも、無理くり行ってみようかなぁ~。

◆多摩森林科学園
(個人的には日本で一番桜の品種が多い場所だと思います。)
http://www.ffpri-tmk.affrc.go.jp/

Aさん、Iさん、Kさん、Nさん、『ほっぺた』のプッシュ(?)お問い合わせの
ご連絡をいただきまして、有難うございます。

3月中にver.8をお送りしたかったのに、期末でバタバタで4月入りをして
しまいました。

<はじめに>

構想22年(?)、小学生の頃の素直な感性を大切にして感じるがままに、
雑文を書いてみることにしました。

『ほっぺたセンサー』といいますか、動物的な本能に従った視点にどうぞお付き
合い下さい。

♪~ 皆様のご意見を心待ちにしております ♪~

平成15年1月25日
○○のほっぺた とりまとめ係 ○○△△

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☆~ ○○のほっぺた ☆~ ver.8 2004/4/6

ご承知の通り、今年は米大統領選挙の年です。

米雇用統計は、事前予想を大幅に下回る数字だった1月(速報値で事前予想を
約10万人下回る)、2月(速報値で事前予想を約5万人下回る)と、ホワイトハウス
はじめ政府関係者に失望感を与えておりましたが、3月は事前予想の約3倍の
数字という大きなサプライズとなる結果となりました。

ジョブレス・リカバリー(雇用回復なき、経済回復)が叫ばれる通り、リトルブッシュの
大統領在任期間の平均雇用者数は、マイナス5.1万人/月(年間60万人超の雇用
が失われた計算)です。

前回号のBRICsにも関連しますが、米国にとって同言語及びコミュニケーションの
必要なサービスはインドが提供し、それを伴わないサービス、製造などは中国が
主に提供することが、彼らの経済成長を構造的に支えつつあります。

ただし、米国自身の経済回復が進んでも、選挙民の国民にとって雇用環境の改善
につながらない現状では、大統領再選は微妙な綱渡りかもしれません。

日本の政府・日銀が米国当局(財務省、FRBなど)の神経を逆撫でした105円→
110円の円安誘導介入は早々と危うい結果となり、103円まで円高に押し戻されて
しまいました。この30万人超の米雇用数増加の結果を受けて、更なる円高への
トライは一旦様子見になりました。

思いもしなかった数字で皆さん面喰った感はありますが、「長期のトレンド(円高
ドル安)」の根底(ファンダメンタルズなど)が覆ったかというと、そうではありません
ので1、2週間程度は、ブレると思いますが更に追加で後押しする要因が出て
来ない限りはどこかのタイミングで改めて円高へ粛々と進むのかなぁ。
と「ほっぺた的」には感じております。

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◆3月の米失業率、5.7%に上昇――雇用者数は30万8000人増
http://www.nikkei.co.jp/keiki/uskoyou/

米労働省が2日発表した3月の米雇用統計によると、非農業部門の雇用者数
(季節調整済み)は前月より30万8000人増え、7カ月連続の増加となった。
増加幅は前月の4万6000人から大きく拡大し、市場予測平均の12万3000人を
上回った。ただ、失業率(同、軍人を除く)は5.7%で前月比0.1ポイント上昇し、
雇用の先行きになお不安を残した。

 雇用者数の増加幅はブッシュ政権下で最大を記録、2000年4月以来の
高水準となった。雇用拡大に貢献したのは建設業で7万1000人の増加。
サービス分野も順調に推移し、小売業が4万7000人増、企業向けサービスが
4万2000人増となった。ただ、市場が注目する製造業は前月比横ばいだった。
[ワシントン=小竹洋之 4月3日/日本経済新聞 朝刊]

◆米雇用統計の過去の推移
http://rank.nikkei.co.jp/keiki/beikoku2.cfm

これもかなり面白いです。
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◆大統領選、オンラインゲームの世界でも白熱
http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20040315203.html

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IT業界の将来の勢力図を塗り替える可能性を含む手打ちが先日発表されました。
ルーター、ストレージなどの他のハードウェアベンダーが徐々に復活する中で
未だに回復の気配がイマイチ感じられないSunです。
MSを「悪の帝国」とまで非難していたSunのScott McNealyのこの豹変ぶりは
現在の同社が置かれている状況を端的に表していると思います。
勿論、IT業界の[Java]技術者の評価が下がるわけではありませんし。
じゃぁ[.net]技術者が代わりにキチンと機能するのか?と自問すると直ぐには
答えが出せません。
しかしながら、2年3年先の行方を考えると、やっぱり重要な転換点だと思います。

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◆昨日の敵は今日の友--サンとマイクロソフトが和解
http://www.japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000050156,20065256,00.htm

MSとSUNの仲直りで、より単一栽培に近づきますね。
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◆MSソフトの「単一栽培」はウイルスへの抵抗力を弱めているか(上)
http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20040220205.html

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ここ1年、原油の高止まり感が、何とも言えない気持ち悪さを醸し
出しておりましたが、OPECは価格が高値圏で推移しているにも
かかわらず、減産およびヤミ増産停止を打ち出しました。

1つの理由は、野村総研リチャード・クー氏の直近レポートにも
ありましたが、産油国の声無き抵抗がこの原油高演出だと私も
思います。
(米国の中東への政治、軍事介入とイスラエル偏重の中東政策
に対して)

他に、
・中国の人民元(ドルペッグ制)批判回避を目的とした、政策的な
地下資源、穀物の買占め、及び輸入。
・ロシアなど、中東以外の産油国との主導権争い
・将来の価格大幅下落への事前対応として、出来るだけの価格
吊り上げ。(この間の日本政府・日銀の105→110円への押し戻し
介入と結構雰囲気が似ています。)

更に突っ込んで言えば、欧州がこの動きを後押ししている気が
します。ご承知の通り、中東はもともと欧州の利権です。米国
一国孤立主義により、中東でのパワーバランスが崩れかかる中
せめぎ合いがあるのでしょうね。

また、このまま「素材インフレ、完成品デフレ」の構造が、継続される
のかは、原油に限らずちょっと「ほっぺた的」には働きません。

続く気もするし、「素インフレ、完インフレ」に進行する気もします。
取り敢えず「素デフレ、完デフレ」は、現時点では無い気がします
けど。

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◆OPEC、実質減産で合意
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040401AT2M3102731032004.html

石油輸出国機構(OPEC)加盟国は31日午後の総会で、4―6月の生産枠を
2月総会で合意した通り日量100万バレル減の2350万バレルにすることを
再確認した。公式生産枠を超過した「ヤミ増産」を減らし、実質減産に乗り出す。
消費国から高水準の生産を要請する声が出ているが、供給を抑制することで
原油価格の高値維持を狙う。

 プルノモ議長(インドネシア・エネルギー・鉱物相)は総会後に「生産枠を
上回る部分について早急に減らすことで合意した」と述べた。総会前には
クウェートとアラブ首長国連邦(UAE)から原油高を理由に実質減産の
先送り案も出ていた。だが、サウジアラビアなど主要国の多くが反対し、
早期の生産抑制に動くことになった。
【ウィーン=佐藤紀泰】

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凄いトラフィック量ですから、インターネット上の情報が完全にチェックされている
かは微妙です。しかし、既にイギリス、アメリカの情報当局によるインターネット上
のでデータのチェック、管理がされております。
以下の義務付けは、要するに「音声も傍受させろ!」ということでしょうか?
日本から米国への入国時に、指紋と顔写真の撮影が義務付けられつつありますが、
今は現実的でなくてもデータ保存量の増大とデータ検索のスピードアップが実現した
暁には、なかなか凄いシステムになりそうですね。

街角を歩く時は、ブッシュさんのお面でも付けて歩きましょうか?
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◆IP電話の傍受体制、事業者に義務づけ…米司法省方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040405-00000011-yom-int

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最後までお付き合い有難うございます!(おまけです。)

私は、あまり言語系が得意でなかったりします。
じゃぁ。数学などの自然系が得意かというと、専門が数学でありながら
学校を出てから10年以上経ち、高校の数学III分野はかなり怪しい状況です。

得意で無いなりに、自分の子供に読み聞かせをしてやろうと精一杯努力を
しているつもりですが(帰宅時間が・・・)、そのうちに親の代わりに読み聞かせ
をしてくれる以下の様なブロードバンドを使ったシステムを多くの子供が使う事
になるのでしょうか?

私の場合で考えると数少ない子供とのコミュニケーションの中で、自ら評価
している「読み聞かせ」の行為の将来像が、この様に変化(進化)して行く
のは嬉しいんだか、悲しいんだか。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

◆ブロードバンド、ホームネットワークで一歩先行くライフスタイル
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/special/ehon/

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おまけのおまけ♪

> China Russia India Brazilの頭文字を取って、『iRBC』という
> らしいです。(ちょっと、順番の記憶が曖昧です。ご存知の方、
> 教えて下さい。)
(ver.7 1/19より)

前回号(2ヶ月前)に曖昧だった表現は正しくは『BRICs』でした。

ちょうど、日銀懇談会の講演資料にありましたので、ご案内をさせて
いただきます。
お忙しいと思いますがもしお時間が許せば、超特急で斜め読みを
お勧めします。
(いろいろなキーワードがちりばめられていますが、主旨がハッキリ
理解出来ませんので、何となくの雰囲気がつかめましたらと思います。)

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
http://www.boj.or.jp/press/04/ko0403b.htm

ver.7をお送りした後、Mさんからも「正しくはBRICs」とご教示いただき
ました。この場でもお礼申し上げます。

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<さいごに>
♪~ 皆様のご意見を心待ちにしております ♪~

☆時期は、決めておりませんが大体2ヶ月に1度の頻度でしょうか。
『ほっぺたセンサー』が何か感じましたら、今後も不定期でお送り
させていただく見通しです。

ご送信先の変更、中止などのご希望がございましたら、Mailにて
ご連絡をいただければ幸甚でございます。


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